ケアマネージャーの皆様へ

内外同治では…

高齢者特有の身体変化と、ADL低下の関係を理解した上で、運動プログラムを組んでいます。

高齢者特有の身体の変化はADLの低下に深く関係しています。内外同治では、この高齢者特有の身体の変化を改善する運動をプログラムに取り入れる事により、高齢者の方の日常生活動作の改善を促します。

少ない通所回数でも成果が出せるように、自宅で安全にできる運動のやり方を指導しています。

デイサービスに通所出来る回数には制限があります。(要支援1の方は通所週1回)実は週1回のデイサービスでの運動より、残り6日間の過ごし方の方が重要です。内外同治では、週1回の利用者さんでも効果を出せるように、自宅で安全に出来る運動のやり方を指導しています。

週2回通所すれば、自宅で運動のことをすっかり忘れる認知症の方にも、多くの場合で効果が出ています。

自宅に帰ると、運動を忘れ動かない方でも大丈夫です。週2日通所いただけば効果が出ます。また認知症の方も他の利用者様と全く同じ運動が可能です。指導スタッフが、毎回、運動のポイントややり方を丁寧に説明し、認知症の方でも注意深く観察し、真似をしながら運動させます。

運動プログラムは継続的にアップデート。

高齢者の健康寿命を伸ばすために、どの様な運動が有効なのか?は発展途上の分野です。急速な高齢化が進展中なので、運動プログラムが発展途上であるのは、至極当然なこと。大切なのはプログラムの継続的なアップデートです。内外同治で提供している運動プログラムを開発・監修されている整形外科医 宮田重樹 氏は、常にご自身でプログラムをアップデートし続けておられます。内外同治でも常に最新の運動プログラムを提供しております。

利用者様状況

17

要支援1

11

要支援2

17

要介護1

13

要介護2

6

要介護3

1

要介護4

5

事業対象者

利用者様の介護度・年齢層について

60歳代

 

%

3

70歳代

 

%

19

80歳代

 

%

61

90歳代

 

%

16

100歳代

 

%

1

現在約70名様が、当施設をご利用なさっております。利用様の介護度は、要支援1と要介護1の方の人数が多いです。それは、‟日常生活動作”維持改善トレーニングを基盤に体操を行っている為、入所時より状態が改善している方が多くいらっしゃるからです。

年齢は80歳代の方が多いようですが、90歳代の方も少なくありません。利用されている方で最年長は101歳です。その方は、定期的に運動することで身体状態を維持することが出来ておられます。

体力測定データ

内外同治では3カ月に一度、利用者様が目で見て、体力の維持・向上が解るように定期的に体力測定を実施しております。下記は体力測定の各項目ごとの結果を参加者の人数で平均値化したものをグラフ化したものです。

開眼片脚立ち

バランス力と下肢筋力の指標となります

time up & go test

バランス、歩行能力の指標となります

(sec)

(sec)

6月

12月

左軸足

右軸足

6月

12月

片足立ちでは疾患や痛みにより左右差はありますが、みなさん左右共に記録が伸びています。ご利用者様の中には、3分間保持できる方もいらっしゃいます。

3mの往復と方向転換のテストです。腕の振り、歩幅、姿勢などの意識を少し変えるとフラつきの少ない安定した歩行になります。皆さんスピードがつき記録が良くなっています。

椅子からの立ち座り回数

下肢筋力の指標となります

立ち上がりテスト

日常生活動作や下肢筋力の指標となります

(cm)

6月

12月

(回数)

6月

12月

30秒間での立ち上がり回数値です。皆さん筋力がつき記録が伸びている事がわかります。半年に3~4回程伸びている方もいます!

40、30、20cmのぞれぞれ高さの椅子から反動をつけずに立ち上がります。みなさん下肢筋力がつき低い椅子からも自力で立ち上がれるようになっています。

握力

改善・維持状況

物を持ったり、つかんだりする力の指標となっています

(kg)

右手

左手

6月

12月

右の握力に若干の低下が見られますが、左では記録が向上しております。普段の生活で手や腕を使う動作は多いので衰えないようにしましょう!

ご利用者様の80%が半年後、改善(向上)もしくは現状維持できています。

その人の持つ潜在能力を引き出し、生活上の活動能力(生活行為力)を高め

廃用症候群(生活不活発病)の解消につなげます。

その人の持つ潜在能力を引き出し、生活上の活動能力(生活行為力)を高め廃用症候群(生活不活発病)の解消につなげます。

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皆様へ